教会だより

2017年06月725号

イエス様とマリア様への信心

アダム・クジャク】

 5月号にファティマ100周年の事を書きましたが、5月13日(土)に内山神父様を迎えて共同司式をしました。内山神父様の説教の中で私も特に強調したい部分を抜粋して、書きたいと思います。

――教皇のために祈ってください。

 教皇は、ゲッセマニの時を、カルヴァリオの時を、十字架上での釘付けの時を、ご自分のいけにえの時を過ごしています。主は教皇を最も尊いいけにえと見なしています。すなわち教皇は司祭としていけにえを捧げる祭壇上にて、今やいけにえにされるはずです。

最愛の子らよ、十字架の下に、わたしと共にいつもとどまりなさい。わたしに養成され、導かれ、とくに愛されたわたしの教皇は、今や十字架上で愛と苦しみの偉大ないけにえを捧げ尽くしています。

わたしのこの最愛の第1の子の犠牲があればこそ、神の正義に偉大な憐れみが結び合わされるでしょう。全地が清められる試練の時機を経て、教皇の予告し告げ知らせた新しい時代の幕開きが、この世界にあるでしょう。こうしてやがて、希望に輝くその敷居をまたぐようにとあなたたち皆を招きます。

「わたしの心は血をしたたらせています」

――人類が改心し、悔い改めて、神にたち戻るようにという私の度重なる招きを受け入れなかったために、未曽有の最も大きな天罰がふりかかろうとしているのです。それは、洪水の天罰よりも大きな天罰です。天から火がふってきて、人類の大部分が亡びるでしょう。……

「贖いのみ業への協力」

イエスは、唯一の贖い主です。なぜなら、神と人間の間の唯一の仲介者だからです。彼は、ご自分に贖われたすべての人を、ご自分の贖いのみ業にあずからせようとお望みになりました。それは、こうしてイエスの憐れみのみ業が、益々広く、また、益々不思議にかがやくためです。

それで、贖われたあなたがたは、イエスのあがないのみ業に協力することができます。あなたがたは、どれほど、イエスと親密に一致していることでしょう。それは、あなたがた自身、イエスの神秘的なからだを形成するほどです。そのためにかれは、カルヴァリオで一度だけ行った〔あがない〕の実を、あなたがたの時代にも摘むことができるのです。

私は、私の御子の贖いのみ業に協力するあなたがたの、完全な模範となっています。私は、イエスの母です。だからこそ、イエスの贖いに親密にむすばれたのです。

私の御子は、あなたがたのために亡くなられるご受難の偉大な苦しみのすべてに、母を完全に結びつけようとお望みになりました。私が、十字架のもとに立ったこと自身、それを示しています。……私は、今日、この役目を、私の愛する子らであるあなたがたの協力によって果たしたいのです。私が、あなたがたの荒れ野に退こうと望んだのは、このためです。

霊魂は群れをなして神から離れ……亡びの道を走っています。今では彼らを引き止めるために、あなたがたの行為、或いはあなたがたの企てではもう足りません。彼らは永遠の亡びに瀕しているのです。私だけが、母としての、また奇跡的な干渉により、最終的に彼らを救うことができるでしょう。そのために、私はあなたがたの祈りを必要としているのです。 5月は聖母月で、5月8日はエスコラピオス会の守護者、即ち神の母、聖マリアのお祝いでした。救い主の母であるマリア様を模範とし、崇敬の念を持って祈り続けるようにしましょう。

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