2018年03月734号
ユダヤ人たちの祈り方
【アダム・クジャク】
タリット(ヘブライ語:טַלִּית、)またはタラス(イディッシュ語、テイルズ) - 祈りの際にユダヤ人たちが、頭や肩にかぶる長方形のヘッドスカーフです。通常は白で、側面に沿って黒または青のストライプがあり、このタリットのコーナーにはツィーツィートと呼ばれる房があります。
タリットの最も重要な要素は、房であるツィーツィートです。これを身に着けているのは、民数記15、7-41の中でユダヤ人達に命じています。 最も重要なのは、結び目が接続されているコーナーの1つにある房(最も長いもの)の1つです。ツィーツィートは、身に着けている人たちに主の戒めを思い出させます。
テフィリン(ヘブライ語:(תפילין) -カーシェール(ユダヤ教における清浄規定)の動物の皮で作られた2つの黒革製の小箱です。箱の中には、トーラー(トーラー:ヘブライ語: תּוֹרָה、英語: Torahユダヤ教の聖書, 旧約聖書における最初の「モーセ五書」のこと)の四つの節があり、今でもヘブライ語で手書きされています。
テフィリンは、タリットのように、成人男子の日常の祈りの時に着用されます。
安息日や休日にテフィリンを使う義務はありません。小箱は額と左腕にストラップで取り付けられています。両方の小箱の中には同じトーラーの箇所が書いてあります。腕に身に着けている小箱の中には、1つの部分で、頭の上につける四つ部分にトーラーの箇所が刻まれています。トーラーの言葉は、カーシェールの動物の皮すなわち羊皮紙に書かれています。これは出エジプト記13.1-10 と13.11–16 そして 申命記6.4–9,11 と 6.13–21の4つの箇所です。肩にあるテフィリンは、自分の欲望を神の奉仕に使うために、心の近くに置かれています。頭の上にあるテフィリンは思考をトーラー記されている神のおきてに向けるためです。