教会だより

2018年12月743号

戸部教会に赴任しました

ラジュ.アントニー】

私はラジュ-アントニー神父です。エスコラピオス修道会の神父です。戸部カトリック教会の助任司祭として新しく任命されました。戸部の信者、他の教会の皆さまにも自己紹介をしたいと思います。私はインドの南のほうにある美しい街、ケララで生まれました。インドの人口の80%はヒンドゥ教徒ですが、ケララは人口の20%がカトリック信者です。ですから、私も生まれたときからカトリック信徒です。
 私は3人兄弟の末っ子です。私の両親は10年前に亡くなりました。そして私の兄も18年前に事故で亡くなりました。今はたった一人の姉と姉の家族がケララにいます。中学校と高等学校は故郷の学校に行きました。高校生の時は兄と一緒に教会で侍者として神父様の手伝いをしていました。私と兄は毎朝、母と一緒にミサに行って、神父様の手伝いをしました。この素晴らしい経験が私の聖職、つまり神父になりたいという気持ちのきっかけとなりました。高校を卒業して、私は将来、教区の司祭になりたいと思って教区の神学校へ入りました。神学生の間は小さい子供たちに公教要理を楽しく教えていました。
 そんなある日、エスコラピオス修道会の修道者としての召命に導いたヨセフ アルファロ神父様に出会いました。話を聞いているうちに、聖ヨセフ カラサンスの貧しい小さい子供たちへの教育というカリスマ性にとても惹かれました。私は教区の神学校の学長に話しをして、その後エスコラピオス修道院に入りました。そして哲学と神学を7年間学びました。

この間私はアフリカのカメルーンの修練院に行きました。これはエスコラピオスのカリスマ性を理解する為にもっと良い機会でした。私の人生の全てを子供たちの教育に捧げると決めて、エスコラピオス修道会に修道誓願を立てました。(終生誓願2004年6月12日)そして、2004年12月27日、私は司祭叙階されました。

司祭としての最初の仕事は若い人たちへの教育でした。そして、イタリアのLuigi Rulla 大学で心理学と教育学の学位を取りました。2008年に フィリピン、インド,ベトナム、インドネシアから来た若者たちの教育のためにフィリピンのセブ島に行くよう言われました。私はフィリピンのヴィセプロヴィンセ(管区長)の秘書と会計として10年働きました。同時に教育学の博士として勉強もしていました。
 そして昨年12月に私たちの修道会の兄弟たちを手伝うために日本に来ました。駒場の修道院に住み、長沼日本語学校で今年の1月から9月まで勉強しました。10月に戸部カトリック教会へ引っ越して、今は横浜のYMCA - ACT で日本語を勉強しています。戸部カトリック教会の信者の皆さまの力になりたいと思います。皆様と良い待降節を過ごすことが出来ますように、一緒に祈りましょう。これからもよろしくお願い致します。神様の祝福が皆様の上にありますように。

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