教会だより

2019年08月751号

ポーランドと日本の高校生の交流

アダム・クジャク

2年前に私は海星学校の事務長畠山師とポーランドのエスコラピオス会の学校を訪問しました。6箇所の学校を泊まり歩き、生徒や先生方と話し合いの場を持ちました。中でもクラクフの生徒たちはとても興味を持ち、先生に是非日本語の教室を作って欲しいと校長に懇願し、日本語クラスを作ってもらいました。 そしてその生徒たちは是非日本に行きたいと修学旅行を企画し今年の6月25日に日本に男女生徒19名、教員2名と来日しました。

25日に成田に到着、26日に四日市の海星に来ました。まず第1のハプニングは生徒の1人が電車の中にスーツケースを置き忘れて、パニックに。海星の先生の気転で鳥羽の駅で見つけてもらい、取りに行ってくれました。中身が変わらずに戻ってきた事で日本は親切で安全な街とびっくりしていました。

2つ目の驚きは、JR四日市の駅に迎えにきたバスの運転手は副校長先生だったことです。ポーランドでは考えられない事とびっくり。

玄関で校長先生に出迎えられ、昼食になりました。私は日本的な形で、フォークやナイフではなくお箸でとお願いしました。昼食後に全校生徒と互いの学校を紹介し合いました。会場には2つの国旗、聖ヨセフ・カラサンスの絵が置かれて、両国の国旗の色が赤、白である事、そして同じ教育理念の下に学んでいるという事に親近感を覚えたようです。クラクフの生徒たちもプロジェクターに学校や日常の活動など映し出し、説明は全部日本語でしたので海星の生徒たちは皆驚いていました。

学校紹介を終えた後、2つの教室に分かれて、英語の授業で交流して、個人的に話をしたり、メールアドレスを交換したりしていました。 途中、三重のローカルテレビの取材が来ていて、次の日に放送されたそうです。

その後、茶道部が着物を着て、お茶の点前を披露し、次に書道の先生より、各自の名前はもちろんの事、漢字で 「波蘭土」=ポーランド等とお手本を書いて、プレゼントされた筆や墨のセットで各々習字を書きました。上手に書く生徒に先生方も感心していました。書いた半紙を丁寧に日本の新聞紙に挟み、思い出として大事に持ってかえるようにしました。

次に待っていたクラブは剣道部です。引率してきたクラクフの先生はかなりの腕前らしく、生徒も特に女子生徒は時間が来てもやめたくないほど、夢中になっていました。楽しい時間があっという間に過ぎ、別れは惜しかったですが京都行きの電車の時間になり帰りました。

生徒の中の3人は日本の大学で勉強したいと望んでいるそうです。海星の生徒たちも友好を深め、是非同じカラサンスの精神で教育されている姉妹校のあるポーランドを訪れ、友だちに会いに行くことを願っていています。将来、学校の架け橋だけでなく、お互いの国を知り、グローバルな視点を持った人間に育って欲しいと願っています。戸部の男の子たちも寮生活になりますが、是非エスコラピオス学園の海星に入ることを待っています。

そして今月から毎週祈られる「聖ヨセフ・ カラサンスの聖母マリアの取次ぎを願った12の星の冠の祈り」を唱え、世界の子どもたちが教育を受けられるように祈りましょう。

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