教会だより

2021年12月779号

クリスマス:平和と喜びのお祝い

ラジュ・アントニー】

クリスマスのお祝いは、平和と喜びのメッセージもたらします。それは、不安な心をやわらげ、人と人との関わりにおける難しさを落ち着かせます。イエスがお生まれになったとき、天使たちは平和と喜びを告げ知らせました。「天使は言った。『恐れるな。私は、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなた方のために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである』」(ルカ2.10-11)。 その後、天の大軍が現れ、この天使と共に神を賛美しながら、御心にかなう人に平和あれと宣言しました。

イエスがお生まれになったとき、全宇宙が平和と喜びを告げ知らせました。天には見知らぬ星が現れました。イエスがお生まれになったとき、すべての被造物が平和と喜びを告げ知らせました。羊飼いたちは羊と一緒に、飼い葉桶に寝かせてある、平和の君である幼子を見に来ました。東方の博士たちは幼子を拝むために地の果てのような遠方から旅をして来ました。

再び繰り返して言いますが、クリスマスは、困難や心配を抱え、混乱している私たちの世界に、平和と喜びを告げ知らせるために、やってくるのです。本質的に、私たちの世界は、イエスの時代と変わってはいません。私たちの社会はイエスの生きた社会と変わってはいません。私たちの家族はイエスの時代の家族と変わってはいません。イエスの誕生がイエスの時代に平和と喜びを約束することができたのなら、それは今も可能なことです。クリスマスは、平和と親善のお祝いとして、今の私たちの時代にも関係しているものなのです。

クリスマスは家族のお祝いです。皆さんがご存知の通り、いつもクリスマスの次の日曜日は聖家族の祝日です。ヨセフとマリアは家族の困難を分かち合いました。彼らの状況を考えてみましょう。福音書は、ヨセフの婚約者であるマリアが処女であったにもかかわらず妊娠したことを伝えています。マリアは天使ガブリエルが彼女に告げたこと、聖霊の力によって自分が身ごもることを信じていました。 ヨセフは指示に従い、家族の世話をしました。ヨセフが、マリアとイエスを献身的に支え続けたことは、イエスの誕生と幼児期に重要な役割を果たしました。神の助けによって、聖家族は大きな障害を克服しました。そして、私たちが家族としてともにいるなら、私たち家族はすべての障害を克服することができます。クリスマスは家族の集まりの時間です。この神と家族の相互作用は大きな喜びをもたらすことができます。

クリスマスは謙虚さのお祝いです。王様たち、大統領たち、その他の支配者が公の場に現れるときには、華やかに着飾っていることが多いものです。聖書によると、神は最初に支配する王としてではなく、つつましい状況で生まれた幼子として来られました。神が人間になったことで、人は、神がどのような方であるのかを知ることができます。聖パウロがフィリピの教会への手紙の中でイエスの謙遜について書いてある通りです。「キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。このため、神はキリストを高く上げ、あらゆる名にまさる名をお与えになりました」(フィリピ2.6-9)。

そして何よりも、クリスマスは愛のお祝いです。イエスの弟子たちは、イエスのご降誕が、私たちに真の平和、内なる自由、そして自尊心をもたらす神のご計画の一部であると教えました。彼らは、私たちが神との友情に恵まれ、その意味や目的を自覚することを、神が私たちに望んでおられると信じていました。イエスは次のように言われました。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」(ヨハネ3.16) 皆さん、クリスマスは、平和と喜びを祝うことを目的としています。忙しい買い物、パーティー、プレゼント、楽しみの中で、平和の君キリストがすべての人に平和と喜びを広めるために来たことを覚えておいてください。私たちも、私たちの周囲に平和と喜びを伝える使者になりましょう。

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